テラノハ

言葉は涙だ。とベケットは言った。

古沢さんなりのリア王、『コンフィデンスマンJP』7話『家族編』

(※7話本編および『リア王』のネタバレを含みます)

一言で言えば、7話はシェイクスピアの『リア王』を古沢良太が翻案したみたいな話だった。

・『コンフィデンスマンJP』のあらすじ
詐欺師の話。ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)がお金をもってる人からお金を貰うが利益は出ない(出さない)話。

・7話『家族編』の基本コード
ターゲット:金持ち老人の遺産
助けられる人:老人本人
釣り方:末娘に化けて潜入

・『リア王』成分
シェイクスピアはイギリスの偉大な劇作家。知らないならググること。
めちゃくちゃざっくり言えば『リア王』は老いた王さまが3人の姉妹に国を相続させる話。
7話ではこれが兄、妹、妹に変わっている。
さらに言えば、1番末の妹に老いた王さまが目をかけるところも同じ。
さらにさらに言えば、王様に付き従うもの(7話本編ではお手伝いさん)が王様を理解してました〜、というところも同じ。
さらにさらにさらに言えば『リア王』ではケントという登場人物が《王様から嫌われながらも身分を偽って王様に付き従う》という展開がある。
これは完全に『コンフィデンスマンJP』7話にリンクしてるので『リア王』翻案説は補強できる。

・『リア王』を横溝正史で割る
古沢さんは『リーガルハイ』で一話丸々『犬神家の一族』オマージュをやったくらいに横溝正史が好きな人である。
お金持ちの家に色んな人が集まってる感じは横溝正史の中でも『悪魔が来りて笛を吹く』に似ている。
似ているからなんなんだって話ですけどね。

・擬似家族になろうよ
古沢脚本の映画に『ALWAYS 三丁目の夕日』がある。
吉岡秀隆演じる茶川さんが須賀健太演じる少年と擬似家族になり、その擬似家族だってホントの家族くらい大事じゃん!というのが7話と『ALWAYS』には通奏低音として流れている。
そのあたりはぜひ7話本編と『ALWAYS』をみてほしい。

《まとめ》
古沢さんは『リア王』をうまく翻案していてすごいなと思った。
脚本家としての好みはあまり変わらないんだろうなと思った。

今日はうまく書けないけどこれでおしまい。