テラノハ

言葉は涙だ。とベケットは言った。

春うららの攻防

春なので泣いています。
唐突に理由もなく泣いてしまい、うわ〜Coccoとか鬼束ちひろ好きな人みたいじゃーんと内心苦笑いです。

今日は同期たちの脚本プレゼンをウンウンうなずきながら聞いてたらなんかグワーッってなって涙が出たのでハンカチでぬぐいました。
花粉症の薬のせいなのか、喉は乾くし、鼻水は出るし、おまけに泣くなんていやな季節だなと思います。
いきなり泣きだす男の子は広島では成人前に屠殺されるので(強いヤクザに生育しないため)、この年までどうにか生き延びてきましたが、東京では殺されずに済みそうです。でもどうせキ印の人だと思われるだろうなー。春だもの。木の芽立ちだもの。

最近は楽しいことをたくさんしたので、貯金が底をつき、親からもらった小遣いもすぐ使うので観念してDVDを売って、欲しかった舞台の台本とその舞台に出てた憧れの先輩に花を買いました。悔しい時ほど相手に敬意を表すのは僕のへそ曲がりの意地であります。人の足を引っ張るのはサルでも出来るので僕は人にできないことをしようと思いました。

あと二年前の同期が出てる舞台を見に行ったのですが、自分がいかに恵まれた環境にいるのかがわかりすごく悔しくなりました。僕が偉そうなことを言っていられるのも帰属する場所があるからで、そこに向かってかっこつけたことを言ったりやったりできるのも恵まれてるからなんだなーと思います。恵まれてることを自覚したら途端にしっぽをふることも出来ますが僕はへそ曲がりなので、舌鋒を研ぐしか出来ません。今年はキ印の道化キャラで売っていこうと思います。王侯貴族が自らの余裕の証として傍らに置く道化のようにいっちゃいけないことをいって場を凍らせていきましょう。アナ雪です。エルサが物に触れるのをためらう描写を見る度、手汗がひどくてものを触れない自分を重ねています。

最近は帰省したりあわただしかったので映画を見に行けておりませんが、ちはやふる結びを見たいですね。マユマツオカが見たいので。

あと仲の良い塾の先生(僕は通ったことのない塾の)から三島由紀夫の『宴のあと』を貰ったので読んでいるのですが、文章のリズムや語句の選び方のグルーヴが凄くて(このド変態め…!お前がエロい文体してるのがいけないんだぞ……!)というお門違いな悦びを感じます。マジで三島由紀夫やばい。今まで「貴様ら清聴せい!」のネットミームしか知らなかったけど、やっぱりものが違うなと思います。三島由紀夫は『11.25 自決の日』でしか知らなくて、なんか頭がいい人は可哀想だなと思いました。僕は頭はいいけどオツムが弱いのでその心配はありません。よかったです。

『11.25』で森田必勝役が鮮烈だった満島真之介がでてる大林宣彦監督の『花筐』を見に行けました。
マジで頭おかしい映画で最高に面白かったです。最近神がかった凄みを感じる大林監督はやっぱりかっこよくて、ああいうじいさんになれたらなと思います。よくある童謡を歌わせたり、赤ちゃん言葉で話しかけるみたいな老人ホームしぐさがムカつくのは、人間としての尊厳を認めてくれない感じがするからで、自分よりも体や意識の弱った人間はかわいがってもいい、みたいなその驕りがイライラしますね。その点、大林監督は話すことこそ同じことが増えてるけどそれはそれだけ大事で伝えなくてはならないと日々自覚して生きてるからで、そのブレなさが本当に好きだし、年齢なんて生きてから死んでない年数でしかないんやなーと改めて思います。
僕は肉体的にはタフではないけど、それが肉体を錬磨しない理由にはならないのでまだまだまだやってやろうじゃねぇよ!という気分です。「ガキの遊びじゃねぇんだ!全員殺せ!全員カタワにしろ!」という狂い咲きメソッドで今日もやっていきましょう。

みなさんは春ですが、裸でウロウロしたりしていませんか?僕はもちろんしておりません。
ストリーキングは傍目には暴力でしかないですが、さぞかし晴れやかな心持ちがするでしょうね。
温泉や銭湯に行けば、裸で温かい水に浸ることができます。ぜひ利用しましょう。

男娼以外で僕にもできそうな仕事やヒモにしたいという申し出がありましたら、連絡お待ちしております。
おしまい。