テラノハ

言葉は涙だ。とベケットは言った。

2017-08-01は蒸し暑かった

今日は曇りのち雨のち曇り。0+1。

今朝はまた起きた瞬間に布団の重力が異常値を叩きだし、命からがら這い出た。
甘酒の豆乳割りを飲む。
曇りなのにえげつない蒸し暑さ。

家を出るあたりから「ふーいてくれよー」という歌詞が頭の中でずっと鳴っており、東京事変の曲なのは思い出せるが、曲名がわからず検索したら『私生活』という曲だった。
二年前辛い時は『電気のない都市』を聞いてお風呂場で泣いたりしたし、高校の時は『閃光少女』をきいて人生の指針にしようと思ったし、一時期は『恐るべき大人達』の歌詞の意味を考えてはウンウン唸っていたりした。
時期によって突然ある曲が輝き始めるのが事変の仕掛けた魔法というか、時限爆弾みたいな風情がある。

「追い風よ さぁ吹いてくれよ」

と切なげに歌う林檎さんの声にまた励まされた。

今日は照明仕込みの日なので午前中は山本ビルにて稽古。
来る度にもう二度と来ないなーと瞳に青色を焼き付けるが、また来てしまった。
掃除機も始まる前にかけられたので喜び勇んでやった。終わりの時もやった。
頭から気になるところを解きほぐす感じで順番にやっていく。
U山さんは「そろそろ夜うなされそう」とか人をくさす時のコメントに知性と諧謔があり韜晦でくるみきれてないあたりがとても好きだ。
僕らの時は前ほど熱っぽくなんでわかんないかなーとか仰らなくなった。
僕ができるようになったのか、諦められたのか。
出来てるといいな。出来てるんじゃないかな。知らんけど。

別の組の人のダメ出しで「いわゆるbep現象」というパワーワードが出た時は恥ずかしさもありつつ、名前を覚えられて現象に冠されたことに気恥しい喜びもあった。ということにした。
bep現象はあれです、ひとつのせりふにひとつのアクションが不器用にいちいちついてしまう人形劇みたいなやつです。不名誉だな。力んだら出ることが解明されていますが、解決はまだ研究途上らしいですよ。

5時に山本ビルを出ると小雨。
トボトボ歩いてアトリエまで戻る。
小道具用にスモークチキンを買って食べた。
果たしてお目見えするかしら。

照明が入っていてめっちゃびっくりした。
やはり照明は魔法だ。映画でも画面のルックを決める撮影監督がハリウッドなんかでは強い力を持つがまさに光によってこうまで印象が変わるかー!とワクワクした。これなら多分僕のアラも目立たないと思う。
2幕を同様にチャキチャキやっていく。
最後の異物感がすごく好きだ。僕はほぼ正面から見れるのでわりと楽しんでいる。

稽古後はみんなでごはんを食べる会があったが、お酒飲むとしんどくなるし、飲まなきゃいい話だけどそれもなんかあれかなーとなって結局そそくさと帰っている。打ち上げはちゃんと楽しめるといいな。
こういう時にスッと行けるって思えるようになりたいけど、まぁうじうじ考えてもしょうがない。

明日は場当たり。明後日はゲネ。
あっちゅう間あっちゅう間。
なんとかなる。要するに意思の問題さ。