テラノハ

言葉は涙だ。とベケットは言った。

2017-07-19の出会い厨

今日は晴れ。風が心地よい。

昨日はとても疲れていることは分かるけどもうどれくらい疲れてるのかが分からずとりあえず眠りたいのだけど映画でも見て心を落ち着けようと思ってパシフィック・リムを再生したら寝ていた。
朝、7時くらいに目が開いた。小学校から最近までの友達20人くらいで祖父母の家に泊まりに行く夢を見た。
今日は念願の休みなので二度寝を敢行。三度寝までして昼頃のそのそ起きる。
それでもまだ疲れから解放された感覚はない。

布団を干す。
甘いものが食べたくなったのでおはぎとスーパーカップのクッキーバニラを買う。新宿にいく用事があるからパワーレンジャーでも見に早く出るかと思ったが家から出たくなかったので家で映画を見ることにする。
三年前からオススメされていた『チェイス!』というインド映画。
アーミル・カーンの魅力爆発というか30分に1回MVになるのだが、新海誠作品と同じノリだと思えばとても楽しい。
オススメしてくれた女の子にはフラれたが、今更見たよーとLINEするのも躊躇われたのでここに書く。
観た映画の話とか読んだ本の話が出来る女の子のことを好きになるのはどうしようもない。好きなものが好きな子を好きになるのか、好きな子の好きなものを好きになるのか。謎は尽きない。

今日は新宿紀伊國屋書店にて燃え殻さんのトーク&サイン会。
Twitterで見た言葉に惹かれ、ネット連載の小説を読み、この度ついにその小説を刊行することになった見知らぬおじさんに会いに行くのにこんなにワクワクするなんて人生は不思議だなと思う。
ワクワクすると書いたが、家に篭っていたい気分もかなりあり、ドキドキという感じ。
今日は告知なしでゲストが来るとのことだったが、まさかの大槻ケンヂさん登場。サブカル沼の地主さまというか作中の最愛のブスがインドにかぶれる原因のその人がやって来てびっくりだ。
司会は編集の宮川さんで、この人と燃え殻さんの信頼関係がなんか見てて面白かった。
燃え殻さんが書いたことを怒られたという度に怒ってないですよ、というやりとりとか。
燃え殻さんは思ってたとおり自信家とか肩で風を切るみたいな形容が似つかわしくないやや猫背のくたびれたおじさんで、教室の隅の方で面白いことを考えてる子と同じ眼差しをしていた。
このままサブカル沼にズブズブいっちゃっていいの?と心配するオーケンロフトプラスワンで相談しましょとかいう燃え殻さん。
1時間あっという間でサインもススっと終わって名残惜しいまま退室となった。
帰り際、前から欲しかったこうの史代の平凡倶楽部と目が合ってしまったので思わず購入。こういうことをしてるからお金がかかるんだ。

三年前にいとうせいこうさんとみうらじゅんさんの見仏記の取材に遭遇して実際に文中に僕が出てきたことがあるのだが、この三月に映画の舞台挨拶があるからお2人に東京に来たことを伝えられないかとノコノコ出かけたことがある。
結局手紙を配給会社の人に託しただけでそのあとは何も音沙汰はない。
去年の夏、ライターのさえりさんが一日店長を2回やった高円寺のバーに2回ともいったら覚えててもらえた。
去年の四月、いまは青年失業家をしてる田中泰延さんという面白いおじさんのトークイベントに下北沢にいった。
シン・ゴジラを最速上映で二回見た明け方、前から好きだった映画評論家の清水節さんと偶然遭遇して話し込んだ。

何が言いたいかと言うと、東京に来たからには行けるものには行ってよかったし、今日の燃え殻さんのサイン会もそうだけどTwitterの上でしか存在を知らない人の声や顔かたちを知るというのは得がたい何かがある。
僕はまだ何者でもないからそういう場に行くことで自分が何者かになった錯覚に陥るが、僕はこの大都会の片隅にどうにか立ってみたいとまた思うのだ。
それがいつになるか、どういう形かは、まだ分からないけど。

43になってボクたちはみんな大人になれなかったという小説を書く人もいる。そういう人をかっこいいと思う僕がいる。
20年後、43になった僕は大人になってるだろうか。
君のことをまだ好きだろうか。
こんなことを恥ずかしげもなく書くことに笑える日が、良かったと思える日が来るだろうか。