テラノハ

言葉は涙だ。とベケットは言った。

2017-06-28の爬行

今日は曇り。やや雨。どちらにしても洗濯できず。

後輩が寝坊していて焦ったが、今日の予定はキャンセルできたやつらしくあーそーなんなどと言いつつ、昼までまったりした。就活は大変そうである。

昼からの面接には行くということで、僕はハクソーリッジを見るために家を出た。
散歩をしてみたが、途中で力尽きてモスバーガーでアボカドバーガーを食べました。
アボカドってそんなにおいしいのか分からないけれどなぜか食べてしまう。あったら食べとかなきゃと思わせる何かがある。
ハクソーリッジを見てると思い出された作品が2つある。
ひとつは『沈黙 サイレンス』で、もうひとつは『その人を知らず』。
スコセッシが監督した『沈黙』は祈りということの暴力性というか傍若無人性について考えるきっかけをくれた映画で、これも同じくアンドリュー・ガーフィールドが自分の祈りを堅持する話。主の声をきこうともがく沈黙、戦場で「衛生兵!」と叫ぶ声に駆けつけるハクソーリッジ。
戦闘描写は『プライベートライアン』以降の作品だけあって、グチョグチョになっており、うわーとなった。沖縄戦の話だけど民間の人出てこなかった。日本軍はゾンビみたいで怖かった。
『その人を知らず』は三好十郎の戯曲で今度、池袋で新劇交流プロジェクトの公演がある。僕は稽古場見学をさしてもろてみたんやけど、主人公のえす様とよばれる青年がこれまた祈りを手放さない男で、戦争には流されなくてまぁなんか辛い話。
日本でもアメリカでも、戦争という大きなものの前には信仰はとりあえず置いとこうよみたいな大人な対応を迫られるけれども、『ハクソーリッジ』のデズモンドは臆病者と言われ、『その人を知らず』のえす様こと片倉友吉はキチガイと言われる。でも結局デズモンドは衛生兵として75名を助ける大活躍をするし、片倉くんは戦後の労働組合では英雄みたいに言われたりする(まぁその後が大変なんだけど)。
戦争はよくないこと、という教育を受けたゆとり世代としてはよくないことなんだなーと思うが、戦争はなくならない。人々は熱狂したり流されたりするし、それは当たり前っちゃ、当たり前なんだが、流されない奴はすごいなーと思う。
全然話変わるけど、僕は就活も大学卒業もせぬまま来ているが、これは流されるべき流れに乗れずに沈殿した結果です。石舟斎、浮くや浮かずや。

まぁなんというか、立て続けに日米のキリスト教と戦争についての作品に触れてフムフムとなりました。
あとハクソーリッジは戦争に行くまでが長くて、奥さんとの出会いとかわりとキュンキュン来るものがあり、奥さんのデートの服が可愛かった。やはりワンピースはいつの時代もキュートですね。山登りするとこのショートパンツとブーツにも萌えました。
手袋してたとこも素敵でした。現代、手袋する女性、見ないな。モガみたい。

あと今日はやや気が早いと思いつつ上半期ベストを出しました。
作品選ぶのはそんなに時間かからなかったけど
ブログにするにはとても時間がかかり、2時間です。
僕は文化的な穀潰しこと高等遊民ですので、このような活動をすることによって無為な1日を減らしています。よかったですね。
いずれ今年見た舞台とか読んだ本とかもやりたいですが、上半期は10なさそー……。

そして、いま昨日買ったドーナツ放置してたやつを食べてお腹が痛いです。
おわり。