テラノハ

言葉は涙だ。とベケットは言った。

2017-05-21の戯言、動くな、死ね、甦れ

今日は快晴。そのうえf××kin' hot。まだ五月だぞ、わきまえろよ、身の程を。

今日はついに寝つけないまま朝を迎えた。
朝10時から約束があるのに。
まずいこのままでは中途半端に寝てしまって遅刻する。
そう思った僕はまだ明けきらぬ空の下、始発の電車に乗ることにした。
現地にいれば最悪の事態は避けられるだろう、と。
がしかし6時前についてもまだ店もやっておらず、時間を持て余す。
神宮の野球場で朝っぱらから野球に励むおじさんたちを眺めていると、ふと思い立つ。
そうだ、漫画喫茶いこう。
去年ほぼ毎日目の前を通りながらもついに行くことのなかった漫画喫茶にいった。
ほんとは喧嘩稼業が読みたかったのだが、探す時間が惜しかったので目についた山本直樹『レッド』を読み始めた。
中学の時からずっと読みたかったマンガだ。
このマンガがすごい!2009』という雑誌を叔父に貰って以来、僕は『ベルセルク』や『シグルイ』に憧れ、そしてまたなんじゃこりゃと『レッド』にたどり着く。

若松孝二の『実録 連合赤軍 あさま山荘への道』とか熊切和嘉の『鬼畜大宴会』など、この手の革命運動に関わった青年たちの悲喜こもごもはどうしようもない人間のどうしようもなさを見せてくれて好きだったので、果たして『レッド』も面白かった。
きっと世が世なら幕末の志士みたいな物語を獲得できたかもしれないけれど、時代に愛されなかった人たちだなーと他人事のように思う。
しかしながら僕と同世代でここまで天下国家に怒り、かつビクビクした人たちもいないなと思う。
あとやっぱり年若い男女が痴情のもつれでグチャグチャになる様を見るのは日陰の石をひっくり返した時みたいな淫靡な興奮があるのもまた事実で、僕は性格が悪い。

ちゃんと10時に間に合う。一番乗りで。
久々に働いた。途中休憩を挟んで19時まで。
寝不足の身には何もかもきつかったが、小さい時から父と大工仕事をするのを楽しいと思える性分だったので、タタキもまぁ苦役には感じなかった。
しかしながら疲労困憊ではある。
自分が出ない舞台のタタキをせっせとする。
出演する同期は週に1度のオフなので一人もこなかった。
まぁ、ぼくも逆の立場ならそうしたかもしれない。
ぼくの勤勉と献身を優に誇ろうというのではない。
そもそも高等遊民にはこのくらいしか社会と関わりをもてない。雀の涙の勤労奉仕

ちょっとだけ人に褒められたので、今日は生きた心地がした。
とりあえず寝る。話はそれからだ。