テラノハ

言葉は涙だ。とベケットは言った。

【ネタバレ】『ワイルドスピード ICE BREAK』でお腹いっぱいになりすぎたのでその気持ちをぶつけるだけの長文【ネタバレ】

ワイルドスピード ICE BREAK』がすごく面白かったので思いを吐露します。フィルマークスに書く気分でもないし長々ネタバレしております。
あらすじとかそういうのに従いますが、解説とかではないのであしからず。


今回のテーマはまたしてもファミリー。
仲良しこよしで街のヤンチャなにーちゃんがいつのまにか地球の危機を救う一大シリーズになってしまったが、ここに来て裏切りを扱い、しかも裏切るのはファミリーの中心=ドミニク“ドム”トレットその人である。この展開は西遊記三蔵法師が裏切るとか三国志劉備が俺やめるわみたいなレベルのびっくり大事件である。
しかしインフレを起こしかけるシリーズがここで最大の敵としてドムを設定したのは上手いなーと思う。特に前作がポール・ウォーカーを送る壮大な総決算だったことを思うと新たな一歩を踏み出すにはよいタイミングだったかもしれない。監督は『ストレイタ・アウタ・コンプトン』のF・ゲイリー・グレイ。思えば『ストレイタ〜』もN.W.Aの挫折と葛藤と栄光と別れみたいなファミリーの絆がぎっしり詰まっていたのでこの人選は上手かったんだなーと見て改めて思った。見る前もまぁ上手くまとめるやろなーとは思いつつもここまで熱いとは思ってなかった。

序盤のレースがあり前作から加わったミスターノーバディがミッションを伝えてメンバーを招集、実行というのはお約束パターン。
このレース会場がドムとレティのハネムーン先のキューバというので笑った。

お前『トリプルxXx』のザンダーかよ!!!

ますます区別がつかないところだが、ドムはスケボーには乗らない。今回は街のチンピラと車をかけての1.6キロのレース。長い。
しかもドムはハンデとしてキューバ1遅い車を違法改造したやつに乗る。その違法改造にブライアンがやってたトリックを使うというところで泣く…お前…お前…ブライアンのこと少しも忘れられないんだね…というのが伝わってくる。
ほんでこの仕掛けのお陰で見事レースに勝利しはります。
レース相手とも尊敬を育む。最強。

キューバ政府からの依頼で映画製作の支援をしてるというのを『トリプルxXx』の時に知ったがつくづく頼りになるヴィン兄貴である。(5/8追記:ドミニカと勘違いしてました。ドミニカとドミニクって似てますね)

そのキューバの街角でエンストしてる車に出会って助けてあげようとするドム。
ドレッドヘアのブロンド。
シャーリーズ・セロン!!!!!
フュリオサがアナザーバースで闇堕ちしちまったのかよ…と思って見てた。
悪役らしい妖しい色気がありました。
あとなんか服がリラックス全開で可愛かった。
そこでなんかiPhone見せられて顔が曇るドム。なんやなんや。

今回はドムがハネムーン中なのでホブスが招集担当で、このシーンすごい好きだった。鬼軍曹みたいなこと言ってるからこれスカイミッションの幼稚園と同じやつだと思ったら案の定で笑う。

でドイツで電磁兵器を奪います。
ビール奢るよー(コロナとは言わなかった)と言うホブスの車にドムがぶつけて横転。電磁兵器を奪って逃走するドム。
逮捕されてしまうホブス。
オレンジ色の服がよくお似合い。

そこにやってくるミスターノーバディと新キャラ、スコット・イーストウッド。ホブスに舐めた口をきいたのでしばかれててかわいい。

入獄したホブスに悪態をついてきたのはデッカード・ショウ!
登場シーンは声だけだったので一瞬山路さん???と脳がびっくりしたけどちゃんとステイサムだった。
2人の張り合いも今作の見どころ。ドムがブライアンという好敵手をなくした分、他のメンツの関係性萌え多めです。
逃げたドムを捕まえるために前作で苦労して手に入れた《神の目》を使います。ところが敵は神業ハッカーサイファーなのでまんまと一杯食わされる…
このシーンは切なかった…
メンバーはみんなドムの裏切りに茫然自失としてたのにここに来て銃を持ってやってくるドムをみて、しかもキスとか見せつけられてなんというか優しい気持ちを踏みにじられます…レティ…辛いけど頑張って…レティ。
あとここでデッカードをファミリーもといチームに入れようみたいな流れがあるんだけど、当然レティとかは反対。ホブスも張り合うし。
デッカードもあんな感じで悪態ばっかり。
この襲撃でラムジーを身を呈して庇ったり、フライトレーダーからNYにいることを突き止めたりなんか実力で黙らせててかわいかったです…
ホブスとは軍隊出身トークで笑い合うとこが好きでした。
よく考えると2人は5作目『メガマックス』と7作目『スカイミッション』からのわりと遅めの参加で元々押しも押されぬアクションスターなわけで、『エクスペンダブルズ』的萌えだなーと思いました。

決戦はNY。
ドムはサイファーのいうこと聞いてるけども何やら監視カメラの死角でしたたかにやってる。
ここで突然のヘレン・ミレン!!!
シリーズ大好きを公言してた大女優がついに!
何役かはきいてたけどここでは言及なし。

NYにきてるロシア外相with核コード。
なぜこのタイミングでロシアの核コードがここにあるのかとか今になってやっと謎だったなーとか気づいたけどそんなんは別にええんや。
ストリートを知るものが勝つ的追いかけっこドムVSファミリー。
ここでスコットイーストウッドがドジるのが差別化として上手かったですね。かっこいいし青い車に乗ってるしブライアンの後釜ではあるけどまだまだ青二才だぞっていうのを一連のアクションで教えてくれる。
アンカーをドムの乗るチャージャーに打ち込むのがレティからでそこに仲間が続々やってきてという燃える展開。いかないでくれドム!という繋ぎとめる気持ちを視覚的に表現。
ここでもデッカードはみんなと足並み揃えないけどキッチリ仕事をこなしててかわいい。
しかし5000馬力のマッスルカーには敵わない…やはりドムは強い…。
逃げるドムにデッカードが立ち向かう時の「素手で戦うとでも?」のセリフが嬉しい!引っ張るねそのネタ大好きです。
レティはまだドムの愛を信じている…辛い…がんばってレティ。しかもデッカードが死んだとか聞かされて辛い…。

シャーリーズ・セロンサイファーの命令通りNYでロシアの核コードを入手したドム。だけどなんかサイファーはおこだったのでここでエレナを殺します。あ、説明飛ばしてたけどエレナはわりとあっちいったりこっちいったりする女キャラですが、いつのまにかドムの子を産んでいてそれを人質に取られて言う事きかされてたドム…。やはりファミリーも大事だけど血の繋がってる方のファミリーの前にはドムでも屈するしかないのかと思いました。
赤ん坊殺すのは胸糞すぎるぞ…と思ったらエレナが撃たれました…うそん…
このシーンを見て僕は一瞬余計なこと思ってしまいました。

処理したな?!?!!

レティとくっついてしまった以上エレナがいるのはぶっちゃけなんか困る。でもストーリーとしては子供が必要やからここでうまいこと処理したな?!?!!と思ってしまった。数少ない瑕疵です。

核コードを手に入れたサイファーはロシアの核搭載潜水艦を奪って水辺のワニになることを宣言。
一方ファミリーの面々はロシアの発音しにくい街にある潜水艦基地、しかも反政府勢力が占拠してるというおあつらえ向きの氷原へと急ぐのです。
お気に入りの車に乗って。ここのスコットイーストウッドの脱皮感、テズとローマンの「好きなやつ選んでいいの?!」は可愛かった。

ここからはもう怒涛だったのでちゃんと覚えてませんが質感だけでも書きます。
ドムがチャージャーを氷原仕様にしたアイスチャージャーで基地を襲撃、見事潜水艦のコントロールサイファーが握ります。やはりドムを敵に回すのは怖いなと思いました。
ファミリーたちも反政府勢力の攻撃を掻い潜り潜水艦の操作室へたどり着きます。
サイファーたちが遠隔でミサイル発射しようとするのを乗り込んで止めるテズ、ローマン、スコットイーストウッドラムジーとレティは男たちと操作室で対決です。ラムジー凄腕ハッカーやったのにサイファーはそれより上とかそっちもインフレするんかーいと思った。

なんやかんやあってミサイルは止められたけど潜水艦は発進。16キロ先のゲートを目指します。
ゲートを閉めたいファミリーと逃げたいサイファーと追ってくる反政府勢力
ここの追いかけっこは『マッドマックス 怒りのデスロード』へのワイスピチームの返歌なのかなと思いました。あちらが砂漠ならこちらは道路じゃなくて氷原。爆発もマシマシ。しかも砂漠と違って氷は滑るし割れます。
ローマンとテズの釣りのシーンは何が起きてんのか分かんないけどうわはははははは!って口開けて声を出さずに笑いました。なんやあれ。
ホブスは素手で魚雷を跳ね返すし意味わからん。

一方空を飛ぶ2機の戦闘機。いやあれは戦闘機じゃない!フライングユニットを装着した人間だ!
サイファーたちの乗る飛行機に乗り込んだ2名。ヘルメットを取るとデッカード!!!
生きとったんかワレェ!
もう1人はオーウェン!!!
生きとったんたワレェ!
すごいテンションあがった!
なんとドムがNYでヘレン・ミレンにお願いしてたのは息子を助けてほしいということで、死んだと思われたデッカードを救出し、オーウェンも見つけ出し協力を依頼というスゴワザ。お母ちゃんのいうことならきくデッカードかわいい。お母ちゃんも次男かわいいからデッカード黙らすのでかわいい。これもひとつのファミリーですな。
そして!!!!
このNYのくだりにキューバのチンピラも手伝いに来てるし!!!
メガマックス以来で陽気な2人組出てくるし!!!
うわああああああ!!!

息子の無事を確認したドムはファミリーの首を狙う敵を目を見て殺し、氷の崖を一気に掛け降りる!!!
氷雪を割って進むチャージャー!
爆炎の中を進むチャージャー!!!
こんなにかっこいいアッセンブルシーンもないぞ!!!
ドムおかえり!来てくれるって信じてたよ!

デッカードは息子くんに音楽を聞かせながら敵をバッタンバッタン薙ぎ倒します。今作最高のあざとかわいいシーンです。強面のデッカードが赤ちゃんに優しいとかなんだよそれ…丁寧かよ…。

ブチ切れたサイファーが潜水艦で体当たりをかまし、その上熱感知ミサイルを発射!
ドムはファミリーを先に行かせて真っ向勝負!
上手く旋回して潜水艦にぶち当てる!
しかし爆炎がドムに迫る!
集結して盾になるファミリー!!
熱い!画面も展開も熱い!
相思相愛じゃねぇかよ…
レティと抱き合うドム…よかったねぇレティ…。

そして場面はいつものホームパーティへ。
ホブスは外交保安部に復帰するより娘といることを選んだり、ラムジーのファミリーネームという新たな伏線も張られたり、ドムは息子をブライアンと名付け、育てることを誓うのでした。
あ〜めでたしめでたし。

本当に盛りだくさんで素晴らしかった。
前作はラストのあの分かれ道のカットで泣かされて心一杯にさせてもろたけど、今回は改めて車の凄さを見せつけられた。同時にサイファーという敵は逃げおおせてるし、スコットイーストウッドは加わってるしお話はまだまだ続きそうです。
ブライアンとミアは生きてるけどもうかかわりあわないようにしようって配慮があったんだけど、まだ生きてるのにブライアンってつけるんはどーなん???と思いました。
長寿シリーズだけど登場キャラを適度に殺すなーと思います改めて。
デッカードが赤ちゃんの世話するのピッコロかよって思いました。

これからどんどん仲間が増えていくと敵をどないにするんかなとか、ホブスとデッカードが仲間になってしまったら多分殴り合いシーンは勝敗を決めきれなくて削られるだろうなとか、ファミリーは大事だけどこのまま自家中毒になったりせんかな…とか色々思います。
まぁそんなちっぽけなことをぶっとばすくらいすごい映画が出来るのがまた楽しみです!
愛読感謝!