テラノハ

言葉は涙だ。とベケットは言った。

薫風に目を細めてver.1.0

好きなものの話をしよう。

今日はPerfumeについて。

先日は長年の戦友MIKIKO先生に情熱大陸が密着していたが、やっと時代がチームPerfumeに追いついてきた感がある。随分前からPerfume惹句として使われる“近未来型テクノポップユニット”とは、追いかけても追いかけても目前に像を結ぶ虹のようなものなのかもしれない。
あるいはアキレスと亀の如く時代がどれだけ進んでも彼女たちはまた歩を進めている。
ひたむきな人間が立ち止まることなどない。
Perfumeとは書き続けられる伝説の謂である。

また気取った文章ばぁ書いてしもうた。
だってPerfumeについて書く事といえば「はぁ…好き…」を越えるものなどなにもない。
そのあとに続く言葉など特に意味は無い。
与謝野晶子ではないがこんなことしてさびしからずや道を説く吾である。
Perfumeの魅力については楽曲、振付、アートワーク、チームワーク、3人の人柄など枚挙に暇がない。ぶっちゃけそこを褒めても二番三番煎じにしかならんので悔しい。
じゃけんこれからのPerfumeについて考えてみる。

《年齢》
いきなりやばい議題を選んでしまった。
今年Perfumeの3人は29歳になる。
これを若いととるかそうでないととるかは難しい。
特に日本の女性はアラサーだの賞味期限だの本人の実感よりも周りの圧力によって可能性を狭められる。
更に言うなら男性アイドルに卒業というシステムがないのに女性アイドルにはそれがあるのが厄介だ。Perfumeをアイドルもしくはアーティストと区分する話も長くなるがここで問題なのはモデルケースが存在しないということだ。
結論を急ぐ。
Perfumeがモデルケースになればいい。
土台、広島の女の子が3人揃って上京して売れて海外ツアーまでしている時点で異常なのである。前例なんて関係ない。いけるとこまでいってほしい。そう切に願う。

《普通の女の子問題》
アミューズの会長大里さんは折に触れてPerfumeと自身がマネージャーを務めたキャンディーズをダブらせる。マイクを置いて普通の女の子に戻った伝説の3人。普通の女の子の定義もよくわからんが、最近だと乃木坂の橋本奈々未さんが人気のまま卒業した。幸せは人それぞれだし、人気稼業がいつまで続くものやらわからない。
だけどPerfumePerfumeじゃなくなる日なんて想像がつかない。残酷なお願いかもしれないけどずーっと見ていたい。
それはつまりPerfumeが仕事でなく生き方になってしまえばいい。
だから必要ならば結婚もしてほしい。
望むなら子供も産んでほしい。
その上Perfumeを続けてほしいというのはワガママが過ぎるだろう。
だけどそうなったら僕はいつまでも待つ。育児に専念してまた踊りたくなったら戻ってきてほしい。戻らなくてもいいくらい素敵な生き方があるならそれを喜びたい。

Perfumeが最先端のテクノロジーを駆使する時、逆説的にテクノロジーは汎用性を失う。それはPerfumeという表現者がテクノロジーに情緒を宿せる唯一無二の依り代だからである。
何が言いたいかというとPerfumeアンドロイドとかボーカロイドは必要性がないということである(ニコ動にあがってるアイマスのMADとかはまた別の話)。
次にもし仮にPerfumeが活動を休止した場合の代案を考えてみる。

《代案その1:博覧会の実施》
これまでの活動を総括、総覧するPerfume expoの開催。これまでにもライゾマさんの展示やタワレコでの10周年記念展などがあったが、ああいうのを全国巡覧でやる。衣装の展示はもちろん、トリビュート・アルバムの発売、音楽以外のアーティストとのコラボ作品(インスタレーション、彫刻、映像作品など)の展示。
ダンスコンテスト、Perfumeフェスも継続できるならしたいが、本人たち抜きでも出来るのだろうか。

《代案その2:継承、卒業》
よくあるグループの手法。
これは個人的に嫌なので却下。

《代案その3:機械生命体化》
昨年の装苑Perfume特集の時の真鍋さんのコメントを引用する。
“すべての楽曲を踊ってもらって、高精度の3Dスキャンシステムで未来永劫残るデータとして記録したい。それを、いつの日か等身大で表示できるホログラム技術が出たときに出現させてみたい。あとは、彼女たちのDNAを使った香水か花を作りたい。”(装苑2016年5月号 p31)

これだ!!!!


《おわりに》
長々書いたが書き足りない。
『パンセ』見てないから俳優業のこととかは考えにくいし、マディソンスクエアガーデンの話とかはなんか恐ろしくて書けんかった。

Perfumeを好きになる時、問題なのは知識の量でも愛の深さでも足を運んだライブの数でも買い求めたグッズの総額でもない。
それはあの心を満たしてくれる甘い香りが鼻をかすめるかどうかだ。
香りは目に見えない。香りで感情は左右され、思い出は蘇るのに香りそのものを思い出すことは出来ない。
だから僕は今日も胸いっぱいに息を吸いこんで香りに顔をほころばせる。