テラノハ

言葉は涙だ。とベケットは言った。

集中力と適切な長さについて、『天保十二年のシェイクスピア』を例に

この前、研究所の同期に借りっぱなしにしていた『天保十二年のシェイクスピア(以下、『天保』)』のDVDを見た。 シアターコクーンで行われた蜷川幸雄演出の舞台でざっくり言うと、シェイクスピア(昔のイギリスの有名な劇作家だよ)の全作品をあれやこれや…

見たぜ!青年団『日本文学盛衰史』

もう夏の日差し。 吉祥寺シアターで青年団『日本文学盛衰史』を見た。めちゃくちゃ面白くてアフタートークで平田オリザに質問もしたし、台本買って握手もしてもらった。高橋源一郎はわりと好きな作家のはずなんだが、『さようなら、ギャングたち』も『ジョン…

読んだぜ!井上ひさし『天保十二年のシェイクスピア』

二年くらい前から名前だけは知っていて、興味はあったものの、戯曲を読むという習慣がないばかりに読まないままだった作品。 近頃やおら興味が勃興したのでAmazonで古本を頼んだ。定価680円のものを1500円くらいで買ったのはかなしみ。新刊書店ではおめにか…

読んだぜ!三島由紀夫『宴のあと』

三月に仲良しの塾の先生、猫ギターさん(@nekoguitar)とこに遊びに行ったらこれ面白いですよと貰ったのが『宴のあと』だった。社会の授業で裁判沙汰になった作品として資料集に載っており、『チャタレイ夫人の恋人』とかとおなじく名前からいかがわしさを感…

『全員死刑』からの『実録・不良映画術』にぶっ殺われて

「ぶっ殺う!!!」 「わりぃっけ」静岡の方言らしい。ぶっ殺うはぶっさらうと読み、ぶ、にアクセントが来る。意味としてはころすとかばらすとかけすというところか。 わりぃっけはわるいね、くらいの意味合いで『全員死刑』の劇中よく出てくる。『全員死刑』と…

こだまさんの『夫のちんぽが入らない』を読んで

僕が小学校4年の時に、学級崩壊があった。 わりと記憶に蓋をしてしまっているので普段はまったく思い出さないが、この本を読んでふと蓋が開いた。 きっかけはなんだったのかまでは明確に覚えがない。 たしか4年の最初の担任がだいぶ高齢の女性で、親の介護の…

2017-10-09の生存+おもしろい読み物の紹介

今日は晴れ。 ここんとこ妙にあたたかくなり、ふいに優しい感じがする。いま横になったら窓から月が見える。 この前の十五夜は見向きもしなかったけど。冴えた空気に白い月はいい。気分は平安貴族。やや暑いから窓を開けていると、虫の声がする。 今日散歩し…