テラノハ

言葉は涙だ。とベケットは言った。

古沢さんなりのリア王、『コンフィデンスマンJP』7話『家族編』

(※7話本編および『リア王』のネタバレを含みます)一言で言えば、7話はシェイクスピアの『リア王』を古沢良太が翻案したみたいな話だった。 ・『コンフィデンスマンJP』のあらすじ 詐欺師の話。ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(…

おれを二度殺す『コンフィデンスマンJP』4話『映画マニア編』

(※コンフィデンスマンJP4話本編、『リーガルハイ』の小ネタ、『キサラギ』のあらすじに関するネタバレがあります)最高の回だった。 ただ1点を除いて。・『コンフィデンスマンJP』のあらすじ 詐欺師の話。ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リ…

エモエモのエモい敗者の大河ドラマ『キングダム・オブ・ヘブン』

(※言わずもがな本編のネタバレあり。)『キングダム・オブ・ヘブン』というリドリー・スコットの2005年の映画(ディレクターズカット3時間11分のやつ)をみた。 ざっくりした話としては鍛冶屋のオーランド・ブルームが地元で辛いことがあったところにリーア…

いまさら見たっすよ『キャプテン・マーベル』

(※本稿は『キャプテンマーベル』『メッセージ』『テルマ&ルイーズ』のネタバレを含みます。※追記:また文中にミソジニックな書き方をしてしまった箇所があるため映画本編から得た学びをいかせていないと感じます。2019/04/15追記終わり ) 「〇は感情的」とい…

R.l.P ユウヤウチダ

ロックをやるには僕は体が弱すぎた。その体の弱さを発散するのがロックなのかもしれないが、弱さをぶつけるには心が柔らかすぎた。女にぶつけるのもタバコを吸うのもコーヒーを飲むのもお酒を吸うのも立派なロックだったけどどれも僕には難しかった。優しい…

集中力と適切な長さについて、『天保十二年のシェイクスピア』を例に

この前、研究所の同期に借りっぱなしにしていた『天保十二年のシェイクスピア(以下、『天保』)』のDVDを見た。 シアターコクーンで行われた蜷川幸雄演出の舞台でざっくり言うと、シェイクスピア(昔のイギリスの有名な劇作家だよ)の全作品をあれやこれや…

はやく会話のプロになりたい

イヤミっぽいと思われてる時点ですべての会話に向いてない。本当におめでとうと言いたいだけでそこにお祝いの気持ちを100載せたいのに、イヤミっぽい人だと思われているので勝手に悪意を感じとられたら悲しい。 昔、1年ほど昔、カーテン越しに「bepって、生き…

また逢う日まで

脳が壊れてからなのか、妄執に囚われている。もう二度と友達に会えないという妄執。 これが妄執であることは人生を長いものと捉えられる若者ならではの発想である。 筆者は平成1桁世代なのでまだまだ若者に分類してもらえるのだが、この妄執に取り憑かれてし…

昔の名前で出ています『キング・オブ・コメディ』をみて

『キング・オブ・コメディ』はこの前からハマっているマーティン・スコセッシの監督作品で、主演はロバート・デ・ニーロです。amazonプライムビデオはコメディとして紹介してました。芸人さんの名前の元ネタということしか知らなかったけど見てしまってよか…

ぼくは田舎のmisfits

隣の島は違う文化圏だ。 ちょっと用事で隣の島に出たらお腹がすいたので定食屋に入った。 『孤独のグルメ』はなんだかんだいって都会の田舎の定食屋にいくので社会性があるが、地方の田舎の定食屋は部外者への愛想はほぼない。 ましてや島である。 観光気分…

急にスコセッシにハマった

スコセッシというのはアメリカの映画監督でマーティン・スコセッシといい、まだ生きている人です。寝られない夜はスコセッシがいい気がして(孤独だから映画を取り始めたのに映画をとっても孤独だよという映画祭での小話が好きだから)、『グッドフェローズ…

楽しいことなんて

これからの人生、楽しいことなんてなんもねぇんだろうなと思った。 夜逃げみたいに東京から実家に帰って半年以上心も体も死んでないだけで、グズグズとくたびれて二度と起き上がれなくなって親以外と出かけられず、一生自己決定権を手放したまま、痴呆の老人…

ヤクザと母と待ち合わせと

その昔、僕が母のお腹にいる頃、母を街で見初めちゃったヤクザさんが家まで来たことがあるらしい。 当時は大正生まれで戦中を生き抜いた祖父が家にいたので話し合いで解決が行われ、僕はヤクザの愛人の子にならずに済んだ。この前母と出かけたとき、待ち合わ…

今日の媚、完売につき

今日の媚、売り切れにつき閉店します。そう言えたら完全閉店せずに済んだ瞬間が、何回かあった。 八方美人と馬鹿にされようが、周りが喜んでいると嬉しくなるタチの僕はいつもいつも頑張りすぎている。 八方美人に引いてる人にも美人でいたくて頑張りすぎる…

すっぱいぶどう、バカにしてごめん

すっぱいぶどうの味がする。どうしてあそこに成ってるぶどうを取らなかったの?ときかれて すっぱいぶどうだったからという負け惜しみを基本コードにするイソップ童話がある。ぼくが東京にいこうと決めたのは全部自力で自由意志だと思っていたけど、たまたま…

やっとわかる、既読スルー

既読スルーが分かってきた。前はなんで返してくれないんだろう、嫌われてるのかなとしか思ってなかったけど 好き嫌いじゃなくてストレスのかかった状態だと他人にエネルギー使うの無理だわってなる。誰がって脳が。他人じゃないじゃん、友達じゃん 他人じゃ…

昨日の反省

昨日のブログを読み返してみて書いてる時は楽しかったような気がするが、結局ぼくも女子をダシに文章を書きたかっただけで しかも自分が経験した訳でもない人の痛みについてあれこれ考えて書いてもなにも意味ないなと思った。出す例えもいちいち古かったと思…

女子教育ってだいじやん

・女子教育めっちゃ大事 最近よく女性問題という名の性的暴行事件があるが、男尊女卑を根深く社会形態に組み込んだ我が国ならではというか、価値観が古い社会の問題だと思った。 昔は飲む・打つ・買うという三遊亭の三遊が男の遊びみたいに言われており、こ…

最近の考えごと。

最近考えたこと。・公教育ってすごいことなのではないか。 最近病気の関係か薬の具合なのか分からないが全然思考がまとまらなかったり、文章が読めなくなったり、ぼーっとしてしまうのだが、ここでなんらかの勧誘にあったら1発でいくわと思った。 要は知恵が…

未来のミライと化石発掘

この前細田守の未来のミライを見た。 アカデミー賞のニュースでテレビによく名前が出たので母が見たがったからだ。 去年の夏、よく宣伝をみたが評判がいまいちでスルーした。そもそもあんまり映画見に行ってなかったけど。映画はお世辞にもよく出来てるとは…

ハーゲンダッツうまい

この前アクアマンを見に行った。 ジェームズ・ワンという人は本当にサービスサービスサービスの男ですごいと思った。ワイスピスカイミッションで すごさを知ったつもりだったがもっとすごい男だった。インシディアスとかも見るべきかもしれない。そういえば…

2018-08-01の朝に

台風が来て久々に雨が降った。 うちの地域はそんなにひどいことにならなかったけど呉とか真備はどうだろうか。薬がなくなってしまった。 東京から戻る時にとりあえずこれだけは、と思って掴んできた心療内科の薬。 新しい病院にいった。 また紹介状をもらっ…

2018年上半期映画ベスト10

7月も半ばになってしまったけど、やらないと気持ちがわるいので恒例のやつ。 2018年1月から6月に劇場で鑑賞した41本が対象です。10.激動の昭和史 沖縄決戦 あらすじ:沖縄でいかに戦いが行われ、そして凄惨だったかを岡本喜八のテンポで見せてくれる傑作。キ…

土嚢を積んだ日

生まれて初めて被災した。 命は無事です。家族も家も無事。断水してるので生活は不便。実家に戻ってきて1週間、例の西日本豪雨の影響で父が住職をしている寺の裏山が崩れて土砂が流れてきた。阪神淡路とか中越とか東日本とか熊本とか地震のニュースを見る度…

砂の器がわれて

砂の器のことばかり考えている。 松本清張の原作小説も面白いけど野村芳太郎の映画の方。あれをミステリーだと思ってたのは初めて原作小説を読んだ時で、あれを悲劇だと思ったのは新文芸坐の特集で『ゼロの焦点』と2本立てで見た時だった。 『砂の器』も『ゼ…

今日もおろおろ泪橋

やっぱり生きるのに向いてない。 そういう自虐や自傷は百害あって一利なく、傷痕をネットで開陳して耽溺する芸風も巷に溢れているし、もういいやという思いがある。昨日はあまりに胃が重いので病院に行って、先生に診察されて話をしてたらうっかり泣いてしま…

よわきもの、汝の名は汝

日本が勝ったらしい。 ワールドカップの話です。らしいというのはうちにはテレビがないからで、らしいというのはTwitterでみんなが「勝った!」「大迫半端ないって」と書いていたからでした。人生で一番ワールドカップを見たのはそりゃあもう2002年の日韓大会の…

黒船を見たとき、龍馬は

黒船を見たとき、龍馬は何を感じただろうか。ふとそんな文言が頭をよぎる。 ぼくは龍馬は別に好きじゃない。 龍馬が好きってわざわざいう人、支持政党を明言してくるタイプと同じくらい怖い。 司馬遼太郎は大阪の記念館にもいったし、高知の坂本龍馬記念館に…

久々のdigり

この前財布が入ったカバンごと電車に忘れて返ってこない。保険証は実家に帰った時に再交付してもらい、キャッシュカードは止めて、学生証も再発行。 Tカードも再発行できるって昨日やっと知った。216円。Amazonプライムに入ってるのでもはやTSUTAYAは遠い友…

見たぜ!青年団『日本文学盛衰史』

もう夏の日差し。 吉祥寺シアターで青年団『日本文学盛衰史』を見た。めちゃくちゃ面白くてアフタートークで平田オリザに質問もしたし、台本買って握手もしてもらった。高橋源一郎はわりと好きな作家のはずなんだが、『さようなら、ギャングたち』も『ジョン…