テラノハ

言葉は涙だ。とベケットは言った。

2017-07-20の熱中症気味

今日は晴れ。11。

昨日はラースフォントリアーのドッグヴィルを見ながら寝落ちして、7時半には目が覚めた。
特に二度寝したいなとも思わず、なかなか助かる。
一日でも休みに休めたのだなーと思った。

同期の誕生日だったことを忘れていてひどく落ち込む。日が変わったらお祝いと感謝のLINEを送ろうと思っていたのにうっかりしていた。
今日はようやく立ち稽古の番が回ってきたが、ノビノビしてる感覚がない。卒公以来で立ち稽古なので4ヶ月ぶりに出演者たちとはいえ人前で芝居するのは変な感じで、よくわからない。
これでいいのかよくわからない。
なにより暑い。衣装が冬っぽいので暑い。
ちょっと頭いたいが、たった15分で続きは明日である。
あと10日でほんとに通しとか出来るんだろうか。
どんなにすごい演出家でも魔法使いではない。
指をパチンと鳴らしたら、呪文を唱えたら舞台が出来上がるわけではない。
魔法を見せられるようにやっていくしかない。
ぼくたちはみんな探り探りの妖精だ。

稽古終わりは舞台の補強仕込み。
頭いたいから帰りますーと言おうと思ったが、思ったより途中で抜ける人がおおいので大して戦力にはならないのに抜けづらくなり、持ち前の責任感(責任と責任感は似て非なるものである。責任は自分で見極められるが、責任感は際限がない)で最後まで残ってしまった。水飲んだら大丈夫な気がしたのだが終盤は頭ガンガンなった。自発的脱水というやつになってたらしい。水ばっかり飲むのはやめよう。
一個上の女子の先輩の夢に僕が出てきて一緒に温泉にいっていたそうな。「正夢にしましょうよ」なんて軽口を言ってみた。ほんの少し頭痛が和らいだ気がした。

同期の誕生日を祝う会には頭が痛いのでといって欠席した。かなしい。
帰り道、どうして僕はこう体が弱っちいのかねーと思い、そういえばお釈迦さまことゴウタマ・シッダールタはどうだっけなと考えた。
一国の王族であり武士階級であるクシャトリヤに生まれたゴウタマはきっとマスキュリニティを期待されながらついにそれを身につけられなかった人だよなと思う。釈迦如来の姿は男でもなく女でもなく中性的に描かれる気がする。
だからなんだという話なんだけど、僕が男らしくないのにも何かしらの理由があるのかもしれない。
男らしくなりたい時期もあったし、今も我ながら男だよなと思うし、別段ジェンダーに悩んでもいないが、そもそもらしさってなんだよと思うし、筋肉つければええんか?とかも思う。
それでも僕は僕なので。
ちょっと力仕事したらくたびれて寝込む人間がいたっていいと思う。
世間が許さなくても僕は、僕だけはそうおもっている。

2017-07-19の出会い厨

今日は晴れ。風が心地よい。

昨日はとても疲れていることは分かるけどもうどれくらい疲れてるのかが分からずとりあえず眠りたいのだけど映画でも見て心を落ち着けようと思ってパシフィック・リムを再生したら寝ていた。
朝、7時くらいに目が開いた。小学校から最近までの友達20人くらいで祖父母の家に泊まりに行く夢を見た。
今日は念願の休みなので二度寝を敢行。三度寝までして昼頃のそのそ起きる。
それでもまだ疲れから解放された感覚はない。

布団を干す。
甘いものが食べたくなったのでおはぎとスーパーカップのクッキーバニラを買う。新宿にいく用事があるからパワーレンジャーでも見に早く出るかと思ったが家から出たくなかったので家で映画を見ることにする。
三年前からオススメされていた『チェイス!』というインド映画。
アーミル・カーンの魅力爆発というか30分に1回MVになるのだが、新海誠作品と同じノリだと思えばとても楽しい。
オススメしてくれた女の子にはフラれたが、今更見たよーとLINEするのも躊躇われたのでここに書く。
観た映画の話とか読んだ本の話が出来る女の子のことを好きになるのはどうしようもない。好きなものが好きな子を好きになるのか、好きな子の好きなものを好きになるのか。謎は尽きない。

今日は新宿紀伊國屋書店にて燃え殻さんのトーク&サイン会。
Twitterで見た言葉に惹かれ、ネット連載の小説を読み、この度ついにその小説を刊行することになった見知らぬおじさんに会いに行くのにこんなにワクワクするなんて人生は不思議だなと思う。
ワクワクすると書いたが、家に篭っていたい気分もかなりあり、ドキドキという感じ。
今日は告知なしでゲストが来るとのことだったが、まさかの大槻ケンヂさん登場。サブカル沼の地主さまというか作中の最愛のブスがインドにかぶれる原因のその人がやって来てびっくりだ。
司会は編集の宮川さんで、この人と燃え殻さんの信頼関係がなんか見てて面白かった。
燃え殻さんが書いたことを怒られたという度に怒ってないですよ、というやりとりとか。
燃え殻さんは思ってたとおり自信家とか肩で風を切るみたいな形容が似つかわしくないやや猫背のくたびれたおじさんで、教室の隅の方で面白いことを考えてる子と同じ眼差しをしていた。
このままサブカル沼にズブズブいっちゃっていいの?と心配するオーケンロフトプラスワンで相談しましょとかいう燃え殻さん。
1時間あっという間でサインもススっと終わって名残惜しいまま退室となった。
帰り際、前から欲しかったこうの史代の平凡倶楽部と目が合ってしまったので思わず購入。こういうことをしてるからお金がかかるんだ。

三年前にいとうせいこうさんとみうらじゅんさんの見仏記の取材に遭遇して実際に文中に僕が出てきたことがあるのだが、この三月に映画の舞台挨拶があるからお2人に東京に来たことを伝えられないかとノコノコ出かけたことがある。
結局手紙を配給会社の人に託しただけでそのあとは何も音沙汰はない。
去年の夏、ライターのさえりさんが一日店長を2回やった高円寺のバーに2回ともいったら覚えててもらえた。
去年の四月、いまは青年失業家をしてる田中泰延さんという面白いおじさんのトークイベントに下北沢にいった。
シン・ゴジラを最速上映で二回見た明け方、前から好きだった映画評論家の清水節さんと偶然遭遇して話し込んだ。

何が言いたいかと言うと、東京に来たからには行けるものには行ってよかったし、今日の燃え殻さんのサイン会もそうだけどTwitterの上でしか存在を知らない人の声や顔かたちを知るというのは得がたい何かがある。
僕はまだ何者でもないからそういう場に行くことで自分が何者かになった錯覚に陥るが、僕はこの大都会の片隅にどうにか立ってみたいとまた思うのだ。
それがいつになるか、どういう形かは、まだ分からないけど。

43になってボクたちはみんな大人になれなかったという小説を書く人もいる。そういう人をかっこいいと思う僕がいる。
20年後、43になった僕は大人になってるだろうか。
君のことをまだ好きだろうか。
こんなことを恥ずかしげもなく書くことに笑える日が、良かったと思える日が来るだろうか。

2017-07-18の天変

今日は晴れ、のち雷雨および雹。13。

アトリエで稽古してたらバババババみたいな音がしてびっくりしたけど、どうやら雹だったらしい。雷もゴロゴロしてた。
稽古終わりに仕込みをする時には晴れてたのでなんというか不思議である。
インドの方ではヴェーダとか作ったというが自然が恐ろしかったらそういうのするよねと思う。名前をつけたり言葉をつけたら一応は安心できるから。お父さんとかお母さんっていうのも友達の呼び方もあるいは呪なのかもしれない。
今日の仕込みでようやく舞台が整った。ほほーこんなんなるんかーという感じ。パンチが効いており、よい。
今日で1週間終わりでようやく明日は休み。ちゃんと電源を切りたいが、用事を入れてしまった。
この3ヶ月、極端に暇か極端に疲れてるかどっちかで、どっちがいいかと言われたらそりゃ忙しい方だけど疲れてると色んなものに心が使えなくなる。映画を見に行っても心から楽しめないし、恋心に水をやったり日に当てたりも面倒になるし、ごはんは食べられるようになったし、夜も眠くなって寝られるし、朝起きられるけどどこか充足とは言えない。
卒公の時は日々常在戦場みたいな気概があり、それはそれで疲れたがテストステロンがちゃんと分泌されていたらしくマッドマックス見てる時みたいな好戦的で活劇的な心持ちになったものである。
まぁ焦ってもしょうがない。空焚きしたらやかんから白い煙がでてしまう。

今日は一段とげんなりしているが、これはきっと気圧のせいだ。そういうことにしておこう。

2017-07-17の敗北

今日は曇り。家を出るときやや助かった。13。

今日はいつもより一時間早い集合で、どうなることかと思ったが目覚まし無しでも体が起きるようになってる。
それはそれで助かるけど疲れは取れてない。

今日からついに立ち稽古。アトリエ使えないのでモリヤの2階、稽古時間も1時間半というなんとも馬力の出ない仕様。
今日は順番回ってこなかった。明日もどうなるだろうか。
とりあえず怖がらないようにしよう。恐怖は動きを鈍らせる。

一時に稽古場を出ると圧倒的に日差しがやる気を出しており、曇っとけよ、となる。曇ってても熱中症にはなるらしいので困る。
早く終わったから銀魂を見に行くことにする。
祝日なので映画館は激混みしており、満席という表示が出ていたが、券売機で見てみるとラスト1席あったので買う。
映画だと思うと退屈だけど、福田組銀魂だと思えば面白かった。ドラマで見たかった。日常回の方が好きだし。けど本音を言えば身内アベンジャーズなのが羨ましいような悔しいような、この国で一番豪華な映画の行き着く先はこういうのなんだよなーといらぬ悲しみに浸っている。
映画は見世物だから派手でいんだけど、自分もいつかこういうパーティーに遅れて行くのだろうかと考える。その頃には料理も冷めてお酒もなくなったりしててパーティーを心底楽しめないだろうか、などと考える。
新八役の菅田将暉にまた負けたなと思った。
最近邦画に出ている同世代を見ると負けた負けたばかり思ってしまい、心から楽しめない。お陰で『帝一の國』は見に行くのをやめた。
バクマン。』の時は神木先生相手に悔しかったし、『セトウツミ』の時も羨ましかった。
身の程知らずと人は笑うが、身の程など一生わきまえずに生きられればどれほど楽だろう。
時間可塑性というものはたしかにある。
僕は19の誕生日からこれを言い続けているが、大人はいつもまだ若いんだからという。
そういう大人は可塑性が底をついて首が回らなくなってから騒ぐんだ。
騒ぐ口が残ってればいい方かもしれない。

銀魂もいつか映画になるのかなーなどと思っていた小6の頃から10年が過ぎてついに映画化される未来に来てしまった。もうすぐBLEACHハガレンもある。
小6の頃は声優になりたかったなー。
周りの人間のうち小6の頃の夢、その多くは職業選択という形だったが、それを愚直に盲信している人はあまりいない。別に僕も盲信してるわけではないが。
何食わぬ顔で、いやむしろ当然のように地図を書き換えてテクテクと歩いている。
僕は10年前に見つけた宝の地図を握りしめながらあるのかもわからない宝に向かってオロオロしている。東京まで来てみたが、向こうからはやってこない。
もしかしたらここを更に掘るのかななどと考える。

ゴドーさんは来ない。
それでも待つしか出来ないんだよ。

2017-07-16のあつい

今日も晴れ。14。

天気がよいので朝に洗濯した。
今日はお昼集合なので朝少し気が楽。
それにしても駅まで歩くのがつらい。
駅から歩くのもつらい。

衣装合わせ。
古着の革のジャケットはきれいすぎてダメだった。
帰りに古着屋さんでなんとなく見繕った。

疲れが慢性化しており、頭が回ってない。
夏ってなんなんだろうか。
地軸が傾くってなんなんだろうか。
太陽に近づくってどんなレベルの話なんだろう。
夏の風情とかなんなんだろう。
どうして僕は浴衣を着て君と花火を見ていないんだろう。
夜風はどこから吹くのだろう。

月見ればちぢにものこそかなしけれの和歌とかこれやこのゆくもかえるも別れてはの和歌とかが頭の中に巡っていた。

2017-07-15のあつい

今日も晴れ。15。

昨日はちゃんと宇宙戦艦ヤマト2202を見に行った。
レイトショーで最終上映だったけど7割くらい埋まってた。
父と同じ世代のおじさんたちが会社帰りにいらしてるらしい。
みんなワクワクしててなんかこういうのいいなーと思った。
第1章よりお話が動くのでお腹いっぱいになった。
終映後に拍手が起こったのにはびっくりした。初日初回とかならありえる話だけど最終上映にもそんな熱いファンが来るとは。
映画館で拍手するの好きだ。というか拍手が起こる回に居合わせるのが好きだ。スターウォーズの初日とかシン・ゴジラの初日とか深夜の最速見に行った時はそれを楽しめて昨日また遭遇できて嬉しかった。
うちの父はヤマトドンピシャ世代なので昨日も見に来たよーとLINEした。
ポスターの写真をみて斎藤さん!といっててかわいかった。
僕は旧シリーズみてないし、父は2199みてないけどいつか一緒にヤマトを見られたら嬉しいなと思う。父と楽しく喋れる話題があることもなんかしみじみする。

今日も暑さで帰りたさMAXの中、稽古に行く。
連日眠気との戦い。コーヒー飲んでしまった。
飲んだら眠くならなくなるので人間の体すごいなーとなる。
鵜山さんが声ガラガラになったので大丈夫なのかこれ、こんだけやってくれはるんやから僕らも頑張らなおもてたら、風邪気味なのに昨日カラオケにいったんだよねという顛末に思わずかわいいかよ、となった。
昨日のドライブ感を確かめることなく帰宅。
体が資本だが、無理しても仕方ない。

眠いけど借りてる映画を見てなくて焦る。
でも眠い。
なんだかなー。とりあえず寝てから考えよ。

2017-07-14のドライブ

今日も晴れ。露悪的な晴れ。もう無理。16。

起床即ねむい。二度寝してもちゃんと余裕のある時間に起きたのでニッコリ。
暑すぎる。意味わからん。
家を出たくない。ゴドーとか絶対待ってないよ。
今日は同期にズートピアのビジュアルガイドを貸したら喜んでくれたのでよかった。僕は映画を布教していくぞ。筆箱はスターウォーズだし、台本の表紙はブレードランナー2049だし、左手にはマッドマックスFRのマックスと同じパラコードしてるし、映画にまみれとるねと言われた。節操がないからね、仕方ないね。
みんなブルーレイプレーヤーを持ってないので布教は思うように進まない。ズートピアのDVDは人に上げたのでこういうとき困るな。

今日も読み合わせが辛かった。
謎の暑さと眠気との戦い。コーヒー飲むのも気が引けてうつらうつらするのを体を叩いて起こした。指を噛んだりした。
好きなことしてるはずなのに帰りたいなーと思うので夏は罪深い。
仕事してる友人たちが帰りたいという話をきくが、これと同じ種類の気持ちなのだろうか、だとしたら僕はなんで演劇をやってるんだ?などと普段考えないことを考えてしまうのでやはり夏は罪深い。

15時に1回終わってそこからは自主稽古の時間。
まだ立ち稽古にも入ってない。セリフ覚えも完全に油断している。家に帰ったら疲労で台本とか見たくない。
今日は自分たちのシーンをなんとなく自分語にするという方法でやったら初めてこの作品を面白いと思えた。会話の不自然な作品で全然わからんちんやったけども、キャッチボールではないにしても池に小石を投げるタイミングや動機が取れてきた。稽古がドライブしてくる瞬間が好きだ。これにやみつきになったからこんなことをしているんだよーと思った。同じシーンの人たちが愉快なのでとても助かる。卒公の時は自分のことにいっぱいいっぱいだったけど研修科は余裕があるのがいい。掃除する人も固定化してないし、楽屋の使い方もまぁまぁきれいだし、去年イライラしていた部分が解決されてるので助かる。

今日は疲れてるけどどうにかヤマト2202の第2章を見るぞ。
心のモーツァルトを殺してはならない。